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子犬の噛み癖、止めさせるべき?

2023/09/02

犬にとって「噛むこと」はごく自然な行為ですが、成犬の噛む力は強く、子犬のうちから飼い主が適切にコントロールしてあげる必要があります。

ただし、叱って止めさせるのはNG。また、ただ取り上げてしまうのもストレスを与えてしまい逆効果です。

どのように噛み癖をコントロールすればいいのか、3つの原因に分けて対処方法を以下にまとめました。

 

歯が生え変わる過程によるもの

永久歯に生え変わる生後4ヶ月〜10ヶ月になると歯茎が痒くなるため、子犬は物を噛むことで解消しようとします。歯が生え変われば痒さは消えますが、噛み癖だけが残ってしまう犬も多くいます。また、家の中には鋭利なものやコード、有毒な化学物質など、犬にとって危険なものも多いです。

誤飲やケガなどをさせないためにも、おもちゃや歯磨きガムなどの適切な噛み物を与えて、「噛んでいいもの」を覚えさせるようにしましょう。

 

好奇心によるもの

人間の赤ちゃんと同様に子犬も新しい環境や物事に対して好奇心旺盛です。

いろいろなものに興味を示し、家具や靴、人間の手や服など、手に届くものは何でも噛むことがあります。

家族の中で、「良いこと」「悪いこと」についてルールを統一し、叱る時は興奮させないよう静かに短い言葉で叱るようにしましょう。

この時、犬が混乱しないよう、一つの行為について叱ったり叱らなかったりすることはなるべく避け、決めたルールをしっかり守ることが重要です。

 

社交性の発達によるもの

子犬は兄弟や親犬との遊びの中で、「どこをどれだけ噛むと痛いのか」を学び、力加減を覚えます。

早くから親兄弟と引き離された子犬は犬同士のコミュニケーションが不足しているケースもあります。

甘噛みは子犬のうちは可愛い仕草に見えますが、成犬になると大きく尖った歯が揃います。

愛犬に、じゃれたつもりが大怪我をさせてしまったという悲しい思いをさせない為にも、積極的に異なる環境へ出かけ、他の犬や人との触れ合いを通して社会性を身につけるようにしましょう。

 

まとめ

子犬の甘噛みは、可愛らしい仕草の一つですが、放置していると徐々にエスカレートし成犬になると直すことは難しいとされています。

「噛んでいいもの」「良いこと」「悪いこと」を覚えさせ、社会性を身につけることで、適切に「噛む」という行為をコントロールしてあげましょう。

甘噛みが酷いときは十分に遊んであげることでストレスを軽減できることもあります。

噛み癖の対処には時間と忍耐が必要ですが、ポイントを抑えて、是非取り組んでみてください。